JCBってどんなブランド?

JCBと耳にすれば、多くの方が「クレジットカードのブランドでしょ?」と思い浮かべることができますよね。 では、「VISAやMasterCardとはどう違う?」と聞かれたら、その違いをはっきりと答えることができる方はそうそういないかと思います。

ということで、ここではJCBと他の国際ブランドとの違いやJCB独自のメリットについて触れていきます。 他のブランドとは一味違った魅力のあるブランドなので、ぜひご一読していただきJCBについての理解を深めていただければ幸いです。

JCBは日本唯一のクレジットカード国際ブランド

簡単にいえば、JCBは日本唯一のクレジットカードの国際ブランドです。 現在、クレジットカードの国際ブランドは、VISAMasterCardUnion Pay(中国銀聯)AmexJCBDinersDISCOVERの7社しかありませんが、そのうちのひとつということ。 世界的にも認知されているクレジットカード会社であり、世界中の国々で利用することができます。

さて、ショッピングやサービスの支払いをクレジットカードで済ますためには、そのお店が当該クレジットカードの加盟店になっている必要があります。 MasterCardにしか加盟していないお店では、JCBのクレジットカードは利用できないということです。

日本国内であれば、近くのコンビニなどですぐに現金を下ろすこともできますが、海外でそのような事態に陥ってしまった場合には困り果ててしまいます。 お店としても、せっかくの売上がなくなってしまうため、双方にとってなにもいいことがありません。 そのため、国際ブランド各社は、海外でも支障なく自社ブランドのクレジットカードが利用できる環境を整えようと、加盟店の開拓に力を注いでいます。

アジア以外の地域では使い勝手が悪い

しかし、この点において、JCBはまだまだ他の国際ブランドには及びません。 海外の加盟店も徐々に増えてきてはいますが、アジアを除く地域では、日本人がよく訪れる観光地を除き、ほとんど利用することができないのが現状です。

このように、海外における利便性では、VISAやMasterCardの後塵を拝する形となっていますが、日本国内ではもちろんトップシェアを誇ります。 また、韓国や台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイなど、東アジアの国々ではVISAやMasterCard並みの加盟店数があるため、旅先でも不自由なく利用することができます。

北米や南米、欧州などではまだまだ使い勝手が悪いJCBですが、日本唯一の国際ブランドということもあり、今後の伸びに期待したいところです。

他の国際ブランドとの違いは?

おすすめのクレジットカードを紹介する記事などでは、下記のようなフレーズをよく目にします。 「どの国際ブランドにするか悩んだ場合には、VISAかMasterCardにしておけば間違いない。」
さて、これはなぜでしょうか?

上で述べたように、JCBの海外におけるシェアは小さく加盟店も少ないため、VISAやMasterCardに比べて利便性が低いのが主な理由です。 国際ブランド別の具体的なシェアは、「VISA:55.52%」「MasterCard:26.27%」「Union Pay:12.79%」「AMEX:3.21%」「JCB:1.23%」「Diners・DISCOVER:0.98%」(2015年時点情報:ザ・ニルソン・レポート)。 日本ではトップシェアを誇るJCBも、世界的に見ればわずか1%程度のシェアしかないのです。

これでは、いくら日本唯一の国際ブランドとはいえ、海外に行く機会が多い方などはJCBを選択することはできませんよね。 このような理由から、冒頭の「VISAやMasterCardを選んでおけば間違いない。」というフレーズがでてくるのです。

まあ、ハワイやグアムであれば多少は使えますが、ヨーロッパなどではJCBブランドのクレジットカードは使いものになりません。 「観光地なら大丈夫だろう」と高を括っていると痛い目にあいますので、海外に行く際には必ずVISAかMasterCardのクレジットカードも準備しておきましょう。

日本では問題なく使える

以前は、日本国内では「JCBしか使えないお店も多い」と言われることもありましたが、最近では逆に「JCBが使えない」お店が増えてきています。 この理由は、VISAやMasterCardに比べ、お店が負担する決済手数料が高いため。場合によっては1%以上高いこともあるようです。 「1%程度の負担増がそんなに嫌なの?」と感じる方もいるかと思いますが、決済額に対する1%というのは薄利多売の商売にとって死活問題です。

とはいえ、そこはやはり日本発祥の国際ブランドであるため、国内に限ってはJCBブランドの使い勝手に問題はありません。 さらに、AMEXやDinersと提携して「相互加盟店解放」を行っているため、これらのブランドのクレジットカードが使用できるお店であれば、JCBのクレジットカードも使用することができます。

これらをまとめると、「あえてJCBのクレジットカードを選ぶ必要はないが、国内の使用がメインの方は1枚持っておくと安心。」といったところですね。

ショッピング枠現金化の手数料も高くなる

さて、繰り返しになりますが、JCBは決済手数料が他のブランドより高く設定されています。 これは、例えば10万円のカード決済があった場合、VISAやMasterCardなら5,000円の決済手数料で済むところを、JCBだった場合には6,000円~7,000円の決済手数料が発生するということです。 毎月のクレジットカード払いによる売上が大きくない場合にはさほど気にならないかもしれませんが、すべてがクレジットカード払いで商品を販売しているショッピング枠現金化業者にとってはかなりの負担となります。

ちなみに、3、4人で運営している小規模の現金化業者の場合、月の売上は2,000~3,000万円程度、10サイト以上を運営する大手だと1億円の売上になります。 この1%と考えると、前者は20~30万円、後者は100万円以上の負担増ですね。これは大きいですよね。

さらに、JCBやAMEXは「現金化目的のクレジットカード利用」に関して他のブランドよりも厳格なチェック体制を敷いているため、現金化業者側も「加盟店契約解除」のリスクが高い取引となります。 これらが、JCBのクレジットカード現金化を行った場合、他のブランドよりも還元率が下がる理由です。